シスコン夫「不妊だからコトメをうちで引き取ろう」私「コトメちゃんはもう成人だよ?」コトメ「お兄ちゃん気持ち悪い」夫「(ガーン!)僕らの娘が反抗期です」私「馬鹿なの?」

そんなコトメは製菓の専門学校に進学し、卒業して数年後にはそこそこ有名なケーキ屋で働くように。
そこで知り合ったお客さんとコトメが結婚することになった。

披露宴でコトメがスピーチしたのだけど、その中で、
「中学の頃、義姉さん(←私)にお菓子を出したらすごく褒められた。そんなことは初めてだったので驚いた。
私のお菓子を、義姉さんがニコニコしながら嬉しそうに食べるのを見ているうちに、たくさんの人に私のお菓子で笑顔になってほしいという気持ちが出てきて、専門学校へ進んでパティシエになった」という話が出てきた。
うわーそんなことが!私の食い意地がコトメの将来を決めていたなんて!
と恥ずかしかった。
が、そこで終わっていればいい話だったんだけど、その後に、
「最初はお兄ちゃんを取られたと思ってムカついて、女子力のないのをからかうつもりでお菓子を出していた。
ムカついたときは、失敗したお菓子をわざと出したこともあったけど、せっかくコトメちゃんが作ってくれたものだからと全部食べてくれたので、
材料が無駄にならずに助かった。
それと、義姉さんは何でも食べるから、色々なお菓子の実験台にさせてもらった。
今の私のお菓子の腕があるのは、ある意味、義姉さんのおかげ。
義姉さん、ありがとう!」
という、すごくアレなスピーチが続いてしまい、式場内の空気が微妙なことに・・・
↑ちなみにコトメ夫もこのスピーチの原稿を見ていたはずなのだけど、式・新婚旅行で休みを取るために式寸前まで残業続きだったおかげで、きちんとチェックしきれなくて気づかなかったそう。
後日、コトメ夫からそう謝罪された。
この余計なスピーチのおかげで、コトメ夫の妹が「こいつは兄嫁イビリしてたやつ」と敵認定してしまったらしく
その後、コトメ家の空気がぎすぎすしてしまい、挙句の果てに1年足らずで離婚騒動に。

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引用:すまいるぶろぐ
画像出典:写真AC