ビックリしたが、とりあえず
「はい、○○デザイン事務所でございます」と出た。
そして「○○さんと仰る方からです」と受話器を渡した。
険しい口調で30分近く話し込んでいた。
途中かなり口の悪さが目立った。
いくらなんでもちょっと失礼だなと思い、
もし採用なんてことになっても断ろうかなと考え始めていた。
電話が終わるとA4の書類を数枚渡され
「コピー2枚ずつ。これも面接だよ」と言われた。
仕方なく事務所の隅にあるコピー機を操作しながら、やっぱり断ろうと思った。
社長と合わないこともそうだけど、事務所に活気が無さ過ぎる。
この会社、本当に動いてるんだろうか?って感じ。
機材には埃溜まりまくりだし。
なんだかんだで解放されるまで2時間近く経っていた。
そしてその2日後「会社を畳むことにしたので面接の話は無しということで」と電話があった。
つい「でしょーね」と言ってしまった。本心から。
ちなみにその会社、一週間ほど経って車で前を通ったら、入口がベニヤ板で塞がれていた。
それから少し経った頃、近所に新規開院する個人病院が事務員を募集していたので
履歴書を送ったら、面接の日時を奥様らしい上品な声の女性から連絡してきた。
病院はまだ完成してなくて、院長の自宅の応接間で始まった。
一番最初に聞かれたのは
「皮膚科なので、困った状態になった男○器を目にすることもあるが
あなたはそういうの大丈夫ですか?」と。