夫「鬼と言われても拒否するべきだった。病気になるんだったらお前に遺してあげたらよかった」→相続時に、コトメ『やけに少ないね』その言葉に、ウト(…パンッ!)

一時内職してたらしいけど、あまりに報酬が割に合わないと言ってすぐやめた模様。
夫の実家は子供に援助できるほど裕福ではなく、自分たちの老後の準備で精一杯だった。
それで夫が義妹に泣きつかれて援助してたようだが、私と義妹とはちょっとした確執があったので
できれば内緒にしておきたかったみたい。

確執の理由は、義妹の子供たちへの一方通行のお年玉やお祝い、プレゼント等に対し
それを当たり前のことのように徐々に礼すら言わなくなり、
一度クリスマスのプレゼントをスルーしたら「小梨の嫉妬乙」的なことを言われたから。

夫も結構怒っていたが、それでも妹は妹のようで兄として見捨てられなかった様子。

その夫が会社の健康診断で癌が見つかった。
見つかりにくい位置、進行も早くて余命宣告を受けてしまった。

夫自身が告知を受けて、私は夫からそれを知らされた。
夫は即入院、私は義父母と、何年振りかで義妹と会い、3人に夫の病気の話をした。
真っ青になった義父母と対照的に義妹は「そんな・・・困る」と。
まさかと思うけど、援助のことを心配してるのか?と思いながらもその言葉はスルーした。

ある日病床の夫から、義妹のことで不愉快な思いをさせてすまんと謝られた。
「そんなことはどうでもいいから病気治せ」と言ったら、すごく真面目な顔で
自分がシんだら回忌法要とかしなくていいって。葬式もできるだけ簡素にって。

既婚の妹に援助なんて馬鹿なことしてる夫のこと黙認してくれてありがとう。
こんな病気になるんだったら、ちゃんとそのぶん私子に遺してあげたらよかった。

迷惑ばっかりかけた。夫らしいことなんもしてあげられなかった。ごめん。ごめん。
そんなことを、言った。これ書いてて思い出すと涙がでる。