義両親と夫に義実家への里帰りをすすめられる私〔トメはそんなに嫌な人じゃないし大丈夫か甘えたほうがいいかな?〕そっからが地獄の始まりだった・・・・

今日、夕食の献立がどうにも浮かばず「献立を考えるスレ」で質問し、献立を考えてくれた人にお礼のレスをしているうちに、急に目が覚めた。
「なんでこんなことで、産後10日程度の身で苦労してるの?」と。
そんなわけで、結局作ってないです。ごめんなさい。

その直後に「トイレットペーパーを買ってきます」と、通帳印鑑(出産費用が不安で産院にも持ち込んでいた)と身分証と日記とお財布と母子手帳一式だけ持って実家に向かった。

途中でショッピングモールに行き、親に電話をかけた。
事情を説明しようとしたら「迎えに行くから動くな、義実家がうるさいだろうから電話を切っておけ」と叱られた。
息子の肌着と服とオムツ、ミルトンと哺乳瓶を買って、親を待った。

息子は珍しいくらいよく寝ていた。
新生児と荷物を抱えてベンチにへたり込む女。

異様だろうに、知らないおばちゃん達が優しくしてくれた。

息子を「守るべき存在」としては認識していたけれど、いろいろ感覚が麻痺して「可愛い」とは感じなくなってきていた。

でもおばちゃん達に「なんて小さくて可愛いの」と口々に言われ、なんかいろいろと楽になった。
疲れや不安や義務感という余計なものが取り払われて、可愛さが見えたというか。

親が来てくれて、今は実家にいる。
両親だけじゃなく、祖父も、怪我をしている祖母も、温かく迎えてくれた。
背中を撫でてくれた祖母の手が温かくて、声を上げて泣いた。

スマホには義実家からの着信がたくさんあって、ゾッとした。
また鳴った時、動けなくなった私に代わって、父がスピーカーモードに変えた。

母が「娘に何をしたか聞きましたよ?」と言うと「世のお母さん方がしている程度のことしかお願いしていませんよ、嫌だわ」と義母の声が聞こえた。

私から見て、母は口が立つ方ではない。

おとなしく優しく、ひたすら癒し系の女性だ。
でも、母は怒鳴った。

「世のお母さん方が臨月で新生児の世話をしてるというの? 新生児がいるのに臨月なわけがないでしょう! あなた方は2人分の、しかも女性の一生の中でも特に辛いはずの時期の2人分の役割を娘に押し付けた! それを反省もしていないんですね!」
夫の声がした。
「ちょっと母や妹が頼み事をしただけです。嫁子さんが産褥期の女性だから不安定で、だから騒いでしまってるだけです。話せばわかりますよ」
父が参戦した。
「言葉で身を立てている娘が、青ざめて一言も発していませんよ。娘から言葉を奪ったあなた方を、我々は許しません」

祖父が頭をぽんぽんしてくれた。
祖母が私を守るように抱きしめてくれた。
愛されてる。

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引用:修羅場ほか速報
画像出典:pixabay