その凍結精●を使って、それまで一度も着床しなかったのが嫁42歳の時まさかの妊娠。
すぐさま嫁は会社に辞表を出した。
そして大事に大事に過ごしていた。
だけどなんだろうなぁ・・・俺、喜べなかったんだよ。
そして大事に大事に過ごしていた。
だけどなんだろうなぁ・・・俺、喜べなかったんだよ。
もちろん無事出産できればとは思った。
それとは別に自分自身が本当に子供を望んでいるのかどうか分からなくなっていた。
それとは別に自分自身が本当に子供を望んでいるのかどうか分からなくなっていた。
もっと酷い言い方をすれば、嫁の妊娠への執着に引いてた。
仕事を辞めるのはいいが、全く相談が無かったことにも。
仕事を辞めるのはいいが、全く相談が無かったことにも。
しかし残念ながらお腹の中で育たなかった。心音が聞こえなくなった。
さすがにもう諦めるだろうと思っていたが、嫁の心は真逆に走った。
「これで妊娠できることは分かった。絶対今度は上手くいく」と。
「これで妊娠できることは分かった。絶対今度は上手くいく」と。
残っていた凍結精●は2本。2回分。
その2回が失敗に終わった時、再び「出してくれ」と言われた。
その2回が失敗に終わった時、再び「出してくれ」と言われた。
俺は拒否した。
「簡単なことじゃない、出すだけじゃない」と言われて
俺の中で何かが崩れた。
俺の中で何かが崩れた。
顔を合わせると「お願いだから、迷惑はかけないから」と言われる。
家に帰るのが嫌になった。
家に帰るのが嫌になった。
俺の結婚生活ってなんだったんだろう。