嫁子「離して!トメさんに嫌われちゃう!これ以上嫌われたらあなたと別れさせられちゃう、もっと酷いこともされる!!離してぇえ!!」

数回で家に上げずにあからさまな居留守をしたら近所に「鬼嫁に追い出された私」を装ってトメ劇場を開催したりするので、家に上げてから「ふざけんなよクソババア、いい加減シメんぞ?」と手始めに第一DQ決行。

ふじこって逃亡していったトメに翌日からアポなし凸をしまくり、当然居留守を使われるのでご近所に「すみません、○○家の嫁ですがトメ子さんを見ませんでした!?急用と言われたのに反応がなくて…倒れてるのかも…!!」などと健気アピの嫁劇場開催。

ご近所さんが申し出てくれたので一緒に再度義実家に行くと引きつった顔で出てきて「あら、遅かったからもう大丈夫なのに。ご迷惑をおかけして申し訳ないわね~」と追い返されるのでその場でちょっとドライアイに苦しんで涙が浮かんでしまったりした。

それを三日も続けたらある日、何故かトメがしおらしく家に上げてきた。怪し過ぎるのでピンと来て、こちらもしおらしく対応することに。

「嫁子さん…今日はお話があるの。あのね…」わざとらしく涙ぐむトメ

「ひぃ!!ごめんなさい私また何かしてしまいましたか!?ごめんなさいごめんなさい、すぐに直します、ごめんなさいぃいい!!今日はケらないで、いやぁああ!!」怯え泣き叫ぶ振りをして必タヒに廊下に駆け出し、わざと転んで頭を守るように丸くなる嫁子

トメは一瞬ぽかんとしてたけど、慌てて追いかけて廊下に飛び出してきたので更によく響く玄関ホールで大騒ぎ。

「ちょっといきなり何してるのよ!!」

「いやっこないで!!いやぁああ!!止めてください、せめて見えないところにして!!旦那に、旦那にバレます!!」

「何言ってるの!?ちょっと、嫁子!!騒がないの!!」

と、ここで玄関が開いて旦那とウトがご登場。

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引用:世にもキチな物語
画像出典:pixabay