さらに「うちの子がうるさいって、お宅の夜泣きに比べればましでしょ。
うちにまで聞こえてるんだから。昨日も夜中の3時に泣かせてたわね。
ちゃんと世話してるの?ちょっと泣きすぎじゃない?
普通母親があやしたら泣きやむでしょ。
ああ、お宅保育所だったわねぇ。保育士をママだと思ってるんじゃないの?」
うちにまで聞こえてるんだから。昨日も夜中の3時に泣かせてたわね。
ちゃんと世話してるの?ちょっと泣きすぎじゃない?
普通母親があやしたら泣きやむでしょ。
ああ、お宅保育所だったわねぇ。保育士をママだと思ってるんじゃないの?」
本当はもっと短くて、えぐるような表現だったんだけど、
意味のわかるように書いたら、長くなっちゃった。
若夫婦の旦那の方が口挟もうとしたんだけど、
「私は誰の手も借りずに、2人育ててるのよ?口はさまないでちょうだい!
毎晩泣かせっぱなしのくせに、よそに文句つけるってどういうこと?」
気の強いと思ってた、若夫婦の奥さんがグスッと泣きだして、
あちゃー、泣いた、やばいとと思ったんだけど、子ありさんはまったく動じず、
「あれ?泣いちゃった?やだ、まじ?
大人なのに、人前で泣きだすなんて、あり得ない。
奥さん不安定なんじゃないの?よく人前に出せるわね」
と旦那に言って、奥さんには
「あなた文句言うのは得意なのに、言われると泣くのね?
赤ちゃんの夜泣きは当たり前だし、うちは苦情も言わずに来たけど、
子どもの水遊びに男が凄んでくるようじゃ、考え変えざるをえないわね」
とホースの水ぶっかけて追い出してしまった。
子あり奥さんは、小柄で大人しい人だと思ってたけど、
子どもが絡むと、若夫婦なんか目じゃないぐらい恐ろしい変貌ぶり。
子どもが絡むと、若夫婦なんか目じゃないぐらい恐ろしい変貌ぶり。
水は最大出力の強のストレートだったから、かなり痛かったはず。
鬼子母神ばりの修羅場を見た。
その後子ども達が「ママ~」と駆け寄ってきたのを、笑顔で抱き寄せて、
「怖かったね~、悪者やっつけたから、もう大丈夫よ~」
と聖母の笑み。
「あの人泣き顔だったから、水で流れてちょうどよかったわね」
と聖母のまま、私に耳打ち。
保育所うんぬんは、上の子が赤ちゃんの頃働いていた子あり奥さんが、
実際言われて一番いやだったことを、転用したらしい。
「鬱になるかと思うダメージ」を受ける言葉だそうで。
その後若夫婦が「双子育児の大変さ」を盾に、子あり家に怒鳴りこんだけど、
鬼子母神のご主人は不動明王級の貫禄で、
普段からの駐車場の無断駐車や、二十人近く呼びこんだ無断のバーベキューパーティーの件で、
若夫婦をギッチギチに締め上げ、
さらに後日小さい女の子が水遊びしているところに、無断でこっそり入り込んだ不審者として、
警察に事情聞かせてた。
その件で今度は親付きで苦情言いに行った若夫婦の奥さん。
「自分で育てていない人にはわからないでしょうけど」と前置きされて、
小さい女の子を持つ母親にとって、庭から覗きに来るような男は、
ご近所だろうとただの不審者とやりこめられていた。
話を騒音から不審者にすり替えるうまさと、この迫力。
私は「何かあった時に誤解を生まないために」同席頼まれたけど、怖かった・・・