夫は気付かず、そのままプリとオシャレな雑貨屋に入ってった。
傍から見たらまさにカップルって感じで、常にくっついて歩ってた。
プリは茶髪の今時の森ガールっぽいほっこり系で、可愛いって感じの子。
私とはまさに正反対のタイプで、まだあどけなさが残る感じ。
そんな子と手繋いで歩いてて、まさに血の気が引いたって感じだった。
今日仕事と言って普通に出て行ったのに、嘘ついて浮気かよ!!と頭真っ白になった。
呆然としたけど、次第に頭にきてぷっつん。
走り寄ってぶん殴ってやろうかと思ったけど、
ここで暴れたら警備員に取り押さえられるのは私だ!と何故か冷静に判断。
何故あの時、あんなに瞬時に頭の中で色々考えられたのかは謎だけど、
とりあえず冷静に行く事にした。
雑貨屋で小物を見てる二人にそっと近づいて向かいの棚にスネーク。
しばらく会話を聞いてやる事にした。
しばらく会話を聞いてやる事にした。
すると、キャッキャッと浮かれてる会話がめちゃくちゃ耳に入ってくる。
プリ「これ可愛い~!ねえ、プリちゃん(←自分を本当にちゃんづけで呼んでた)が赤ちゃん出来たら、これ買って赤ちゃんに着せたい♪絶対に夫くんとプリちゃんの子供だもん!可愛いよぉ~☆」
夫「うん、可愛いでしょ。いんじゃない?」
もうマジで本当、聞いててヘドが出るかと思った。