義母も「お父さんったらそんな・・」って困ったようにしながらニコニコしてるだけだった。
その後はもし男の子だったらますます○ちゃんが立つ瀬がない
跡取りは欲しいけど複雑だとか
○ちゃんは変な男に騙されかけたことがあって、それがなければ
今頃きちんと婿をとってたはずだから
可哀想だとか、そんな話ばっかりされた。
帰宅後情けなくもメソメソしていたら、義姉から電話があった。
「両親から話は聞きました。まずはおめでとう!
手伝えることがあったらなんでも言ってね。
あのバカどもがぐちゃぐちゃ言ったそうだけど
若年性痴呆症だと思って気にしないでね。
知ってる?男にも更年期ってあるんだよ。
可哀想なボケ老人だと思って鼻で笑っていいから。
いや~ほんと嬉しいよ、可愛い甥姪のいる人生って憧れだったからさ~。
お正月とか混むし寒いしわざわざこっち来なくていいからね。
実家行って病院の下見でもするほうが生産的だよ。
体を第一にね~」
大体こんな感じだった。
少ししてから義父からも電話があり
「まあなんだ、体を大事にしなさい。
めでたい話には間違いないんだから。
まあ、あれだ。
初孫ということで色々考えてしまうんだよ。
初孫ということで色々考えてしまうんだよ。
もちろん喜んでいないわけじゃあないよ」
と、微妙に謝罪っぽいことを一方的に喋ってそそくさと去った(義母に代わった)。
義母いわく「○ちゃんが“女を馬鹿にするのもいい加減にしろ!”って暴れて大変だった」らしい。